2020.05.27
広告配信後に広告代理店の運用者が意識すること
こんにちは!木村です。
前回は、広告スタート前に広告主と代理店側で確認することを書きました。
過去の記事:広告スタート前に広告主と代理店側で確認すること
そこで今回は、
広告配信後に代理店の運用者が意識することをご紹介したいと思います。
この記事の目次
1.広告配信後の確認
広告配信スタート直後に、
実際に広告が配信されているかの表示確認や広告管理画面・解析ツールに数値が正しく反映されているかの確認を行います。
※広告管理画面・解析ツールへの反映確認は配信前にもテストを行うことをおすすめします。
また、状況によって配信の調整や検索語句(ユーザが実際に調べた語句)のチェックを行い、意図しないキーワードで配信されていた場合は、キーワードの配信除外設定を行います。
更に、設定したKPIと配信状況を比べた結果、乖離が大きい場合は事前に設定したKPIの見直しを行う場合もあります。配信して分かることもあるため、特にスタート直後はこまめにチェックすることをおすすめします。
2.ツール設定による確認方法
配信状況のチェックは、目視だけでなく、ツールを使う方法も同時に利用してみてください。
広告管理ツールや解析ツールによっては、
前日と比較して〇〇%以上変化があった場合にお知らせする機能(アラート機能)を事前に設定できます。広告審査がNGになり配信が停止、または、メディアに取り上げられたことで配信が急増したなど大きな変化に対して、早めに状況を把握し次の行動に素早く対応することが可能です。
3.定例会の時に意識すること
広告配信後、お客様と打ち合わせや進捗報告を行う際に数値だけの報告ではなく、
課題・原因・考察・改善方法・具体的施策・今後の方向性を示すことが重要です。
広告や事業の目的にもよりますが、お客様は事業の永続的な発展を求めていることがとても多いです。
だからこそ、短期的な数値目標だけでなく、1年後、3年後、5年後と短期・中長期的な目標を広告配信前や当初にしっかり確認してから、今後の展開を示すことがとても重要です。
※現状の配信結果が悪い場合は、まずは目の前の改善に意識を傾けてください。
また、業界の新しい情報やトレンドなども積極的にお客様にお伝えし、今後に向けて提案することを心がけましょう。常に、お客様のためになることを考え行動することが大切です。
※「自分がしてもらったら嬉しいこと」と考えると分かりやすいかもしれないですね!イメージがわかない方は、お客様が自社に求めることについて会社の方に聞いてみてください。
ウェブ広告領域だけでなく、ウェブサイト、解析データ、ウェブ広告以外の集客方法、アナログ領域、サービス・商品情報、競合情報など、お客様目線で関わり続けることが大切です。
4.スタート半年後
関係が築けた頃に、更にお客様を知るために下記の質問で今後の取組のヒントが見つかることもあります。
<ヒアリング項目>
▼今後、(将来に向けて)自社は貴社に対してどんなお手伝いが出来ますか。
※なければ、今の困りごと、これからやりたいことを聞く
▼自社に改善してほしい点は何ですか(要望)
▼なぜ自社に発注し続けてくれるのか(自社の良い点)
選ばれ続けるパートナーになるためには、お客様理解(真のニーズの探求)が不可欠と考えます。
5.さいごに
今回書いたことは、自然に出来ている運用者の方もいると思いますが、普段の業務が忙しい時に忘れがちな内容もあるかと思います。
まずは運用者の体や心が良い状態に保たれ、そして、ご紹介した内容を実行する運用者が増えて、広告主と代理店の良い関係に繋がれば幸いです。
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