2020.04.27
”スタートアップ専門書”から学ぶ考え方『STARTUP(スタートアップ):アイデアから利益を生みだす組織マネジメント』
こんにちは、山吉です!今回はスタートアップに参画する際やMBAの講義で実際におすすめされる『STARTUP(スタートアップ):アイデアから利益を生みだす組織マネジメント』についてお話しさせて頂きます。起業について書かれている本ですが、起業しない方でも働き方について考えられる本になっており、学生が読んでもわかる内容になっておりますので安心して読むことができます!私は23歳の時にこの本に出会って働くことがもっと楽しくなったので、そんな方が増えたら嬉しいです!
この記事の目次
1.スタートアップとは
スタートアップとは、事業の立ち上げ、起業を指すことが一般的となっております。他にも革新的なビジネスを提供する目的や短期間で会社を売却することを目的としている企業を指す場合もあります。上場や資金調達などの要素もありますが、私個人のスタートアップのイメージは「立ち上げ」をベースに「革新的ビジネス」「売却」この3つの要素が絡まっている企業をスタートアップと認識しています。
2.〜経緯〜『STARTUP(スタートアップ):アイデアから利益を生みだす組織マネジメント』
この本を読んだのはスタートアップに参画する直前でした。参画した理由はビジネスに惹かれ、人に惹かれ、これは絶対に楽しいと直感しました。そんな中CTOが「今までの考え方とは違うはずだから」ということで、渡されたのが『STARTUP(スタートアップ):アイデアから利益を生みだす組織マネジメント』でした。当然今までスタートアップに参画したことはないです。私は運よく周りの方々のサポートもあり今までやりたいことだけを選択し続けていれるのですが、この本を読んで「あの時もっとこうしていれば」などなど、やりたいことをやっていたのにも関わらず、出来ていなかったと思うことがたくさん出てきました。今や浸透してきたPDCAや目的についての考え方が、23歳の私には衝撃的な内容でした。この本を読んで考えた上で実務に臨んだところ自分の得意な内容であったのは確かですが、それ以上に順調に楽しく業務をこなすことが出来ました。この本を読まずとも環境がそうさせた可能性もありますが、自分で考えて取り入れられたことが1番自分のタメになったと確信しています。
3.〜あらすじ〜『STARTUP(スタートアップ):アイデアから利益を生みだす組織マネジメント』
舞台はラスベガスのポーカー世界大会WSOP。コンサル会社を辞め、自転車販売サイトを立ち上げた主人公だったがあえなく事業は失敗。借金を抱え破産を待つだけの状態だったが、WSOPで女性起業家サムに出会ったことで自分の考え方、事業の問題点に気付き始める。
この本は小説形式で書かれており、ポーカーを用いた考え方などが登場し一見ビジネス書なのかと疑うほど、面白い構成になっているのがこの本の魅力です。「なぜ主人公の事業がうまくいかなかったのか」「どうすればうまくいったのか」「サムからの教えで自分ならどうするのか」「主人公はどのようなビジネスに行き着くのか」などなど読み進める上で一緒に考えるとより一層楽しめると思います!
4.〜要点〜『STARTUP(スタートアップ):アイデアから利益を生みだす組織マネジメント』
この本ではある4つの内容を強調して伝えています。
・スタートアップの目的は商品を作ることではなく顧客を見つけること
・人は製品やサービスを買うのではなく、問題の解決策を買う。
・起業家は探偵であり、占い師ではない。
・成功する起業家はリスクを取るのではなく、運を呼び込む。
まさにこの内容が非常に参考になりました。特に参考になった2つをピックアップし、私なりに考えた活用方法も合わせて紹介したいと思います!
4.1_スタートアップの目的は商品を作ることではなく顧客を見つけること
事業を始める際に、もちろん仮説を立てる必要があります。仮説を検証することは当たり前ですが、仮説にしがみつく危険性を示しています。以前記事にしました「手段の目的化」に近い内容でもあるかと思います。あくまで顧客に提供するものであって、いい商品を作ることが目的ではありません。
〈活用方法〉
・何事も目的を考える(思い出す)
・自分の考えが絶対だと思わない
正直この考え方が根付けば他の3点は補完できると考えています。全ては目的が重要でありその為には、手段は選ばないでいいかと思います。なので目的のためには自分の仮説が絶対だとは考えずに、あらゆる手段で検証して目的の達成を目指すことが重要だと思います。いざ実践するとなった場合は以前記事にしました「今から出来る思考整理」を読んで頂ければ、スムーズに考えられるのではないかと思います。
4.2_成功する起業家はリスクを取るのではなく、運を呼び込む。
運を呼び込むというと抽象的でわかり辛いですが、これは機会を待って、その時がきたら加速させるということです。チャンスは1度なわけではないのです。良い事業、良い戦略であれば、小さくそして早くPDCAを回すことで、いずれ勝負に出れる機会は訪れるということを言っています。
「ねえ、ちゃんと聞いて。成功する起業家は失敗ときちんと向き合える。それこそお手本とすべき強さの一つ。どんなゲームであっても決して降りないポーカー選手はどうなる? すぐにチップが底を突いてしまう。降りれば次のゲームに参加できる。降りることで、できるだけ多くのゲームに参加できる。大きく勝つチャンスが訪れるまでね」
〈活用方法〉
・いざという時のために、少しずつ初めておく
例えば弊社のような広告を駆使して顧客様の求めている結果を出すのであれば、あらゆる手段の中から1つずつ仮説として提案し少額からを運用をします。好調の裏どりが検証できれば今までよりも大きな額で加速させ、結果が出なければ結果から新たな仮説を導き、検証をするということです。仕事、プライベートに関しても何もしないという選択肢はなく、少しずつチャレンジすることで、運が飛び込んでくるかもしれないです!
5.おわりに
スタートアップに参画する方のほとんどは「このビジネスで世の中の不を解決したい」「このビジネスが大好き」「このビジネスで一山当てたい」と能動的な方だと思うので全てが楽しい環境だと思います。それが相まってこの『STARTUP(スタートアップ):アイデアから利益を生みだす組織マネジメント』は成長欲を何倍も加速せる本です!スタートアップに関係なくとも、この考え方は仕事の取り組み方を変えてくれると思います。「どうせ意見しても意味ないし」と思っている方もいるかもしれませんが、会社の目的や顧客様、自分のためと思えば、能動的に発言できるのではないでしょうか!
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