2019.08.30

Google広告の『自動タグ設定』をオンにすることは必須なのか?

こんにちは!

フェルクの中村です。

 

今回の記事ではGoogle広告の「自動タグ設定」についてです!

 

運用者の方の中には広告のアカウント設定において

 

「自動タグ設定がONになってるけどいいのかな?」

 

と疑問に思っている方もいるかと思います。

 

そんな方に向けて、ざっくりとですが要点をまとめて説明しましたのでご覧になってください。

 

 

 

オンにすることは必須

結論からお話しするとオンにすることは必須です。

 

Googleはコンバージョン測定を正しくする上での事前準備として以下を上げております。

 

  • すべての Google 広告アカウントで自動タグ設定を有効にします。

  • トラッキング URL でクリック トラッカーを使用している場合や、ウェブサイトでサーバーサイド リダイレクトを使用している場合は、ランディング ページに GCLID(Google クリック ID)が渡されるようにしてください。

Google公式ヘルプより引用

 

正しいコンバージョントラッキングをするために必ずオンにするよう明記しています。

 

ではなぜ正しいコンバージョントラッキングのために必要なのでしょうか?

 

 

その理由は最後の一文にある、

 

「ランディングページにGCLIDが渡されるようにするしてください。」

 

ここにあります。

 

 

GCLIDが渡される、とはどういうことか

例えば、広告のランディングページが「 www.example.com 」である場合、ユーザーが広告をクリックすると、アドレスバーには「 www.example.com/?gclid=123xyz 」のように表示されます。

 

この動きが「GCLIDが渡される」となります。

 

GCLID はランディングページのURLに付与されることにより、クリックの情報が ファーストパーティCookie として保存されます。

 

このファーストパーティCookie として保存される、ということが大事です。

 

『クリックの情報がファーストパーティCookieとして保存される』ことの意味

これはお気づきの方、ご存知の方もいるかとは思いますが、ITP対策として必要になります。

 

ITP(Intelligent Tracking Prevention)とは、

Appleがブラウザ「Safari」にて実施しているサイトトラッキングの抑止機能です。

 

長らくGoogle広告はリマーケティングなどの広告を行うためのユーザートラッキングに、サードパーティCookieを使用してきました。

 

ただ2017年、AppleのITPによりサードパーティCookieによるユーザートラッキングが抑制され、「Safari」を使うユーザーのコンバージョン測定に支障を来たす状況となりました。

 

これに対して媒体側であるGoogleも迅速に対応しクリックの情報をサードパーティCookieではなくファーストパーティookieとして保存できる機能をリリースし、ユーザートラッキングができる状態にしてくれました。

これがITP対策と呼ばれています。

 

まとめ

内容をまとめると、

ITP対策としてクリックの情報をファーストパーティCookieとして保存する必要があり、

そのためにランディングページにGCLIDが渡される必要があり、

それを可能にするのが『自動タグ設定のオン』ということになります。

 

今回の記事では、要点のみをまとめて『自動タグ設定のオンは』は必須と説明しましたが、

次はもう少し詳しくオンにした場合としていない場合の計測に与える影響、

オンに変更した場合の注意点を説明していきたいと思います。

 

以上、中村でした。

         

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