2020.04.20

広告スタート前に広告主と代理店側で確認すること

こんにちは!木村です。

 

前回は、広告代理店の選び方についてポイントを書きました。

過去の記事:リスティング広告代理店選びのポイント

 

そこで今回は、

広告代理店の選定後、広告配信までに確認するポイントや注意点をご紹介したいと思います。

また、あわせて広告運用者が配信前に意識する点についても確認することで、理解度が高まるかと思います。

過去の記事:ウェブ広告の運用<前>に意識してること

 

1.広告配信の確認

代理店を選定した後に、

配信に向けて打ち合わせを行う際に確認事項(ヒアリング項目)は代理店側で用意していると思いますが、下記に例を記載したいと思います。

 

▼配信の目的(認知拡大・売上増加・問い合わせ獲得)

▼目標値(月間・年間)_予算・売上・獲得件数_CV・CPA・ROAS(量と質)

※コンバージョンポイント:購入完了・会員登録・資料請求など

▼ターゲットユーザーについて

▼配信エリア、時間帯

▼サービス、商品について(3C分析、4C分析、4P分析)

▼配信したくないキーワード

▼バナーの用意

▼Google Merchant Center_データフィードを活用する場合

▼サイト、カート、フォームの仕様

▼URL:サイト・サンクスページ

▼入稿用パラメータのルール

▼プロモーション計画(セール・季節トレンドなど)

 

2.契約について

上記のように、配信に向けて必要な情報等の確認も重要ですが、

ここから記載している内容もしっかり抑えておかないとトラブルになる場合もあるのでご注意ください。※特に、費用面や解約について

 

▼料金プラン:手数料・オプションなど

▼代理店の対応範囲

▼配信スタートの日時

・広告配信後すぐに配信確認や初動確認を行うため、週末のスタートは控えることをおすすめします。また、代理店の切替えの場合は、セール時期やピークの時間帯は避けることも考慮すべきです。

▼秘密保持契約(NDA)

▼解約時の流れ:解約の場合の方法・流れ

▼支払いに関して:前金 or 売掛(予算・利用分)、期日:締め日と支払い日

 

3.各種管理について

また、管理方法については各会社さま毎にさまざまですが、早い段階での確認や決定をおすすめします。

 

▼効果測定について:広告管理画面・Google Analytics・フォームやカートシステム・その他の効果測定ツール

▼タグマネージャーの利用やルール

▼ツール連携:Google Analytics、google広告、Google Search Console

▼コミュニケーションツール

・書面_メール

・普段のやり取り_チャットツール

・データの保管方法や保管先

▼閲覧権限の付与について

・(広告主さまへ付与)広告管理画面

・(代理店へ付与)Google Analytics・タグマネージャー・Google Search Console

 

4.運用後の進め方

そして、広告配信の目的は、配信スタートだけではなく、状況に応じて成果を伸ばし続けることです。

そのためには、両社の役割やコミュニケーションの取り方を決めていく、更に必要に応じて改善していく必要があります。

 

▼SLA(Service Level Agreement):サービスを提供する事業者が契約者に対して、どの程度まで品質を保証できるかを明示したもの

・報告内容_レポートフォーマット:指標や項目

・報告頻度:月・週

・報告方法と形式:訪問・テレビ会議、PDF・PowerPoint

 

5.さいごに

どうしても契約時は、広告配信の準備に意識が行きがちですが、同様に重要なのは広告配信後の取り組み、そして広告停止・解約の方法・代理店の切替え方法です。

場合によっては、サイト改善やサービス改善が並行して取り組めず、広告停止した方がいいこともあります。

そんな中、代理店側は広告主さま・その先のユーザーさまの良き理解者として、客観的な意見をしっかり持ち、話し合うことが重要です。

この基本姿勢によって、積み重ねが信頼となり良きパートナーになっていくと考えてます。

 

今回の記事が、少しでもみなさんのパートナー探しのお役に立てば幸いです。

         

サービスに関するお問い合わせ・ご相談はこちら

         

ウェブマーケティングに関する課題やお困りごとなど、まずはお気軽にご相談ください。

お問い合わせ・ご相談はこちら