2019.08.27
CPC、CVRはあくまでCPA達成のプロセスである【CPAが重要】

こんにちは!木村です。
今回は、「CPC、CVRはあくまでCPA達成のプロセスである【CPAが重要】」について書きます。
この記事の目次
1.CPAを分解する
運用前に、LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)を意識してCPA(顧客獲得単価)を設定する内容を前回の記事に記載させて頂きました。
前回の記事:ウェブ広告の運用前に意識してること
さらに、設定したCPAをもう少し分解してみましょう!
例えば
①検索広告の場合
CPA:¥10,000で想定CPC(クリック単価):¥100の場合、CVR(コンバージョン率):1%
※想定CPCは、キーワードプランナーを活用して目安を決める
②ディスプレイ広告の場合
CPA:¥10,000でCVR:0.1%(目安:検索広告の10分の1)の場合、CPC:¥10
上記のように、配信メニューによって傾向(CPC・CVR)が違うのである程度分けながら、
CPCやCVRの目安を設定しましょう!
※配信メニューの例:ショッピング広告、動画広告など
2.計算のコツ
各指標を計算する時に役に立つ計算式を紹介します。
CPA = CPC ÷ CVR
CPC = CPA × CVR
CVR = CPC ÷ CPA
ROAS(Return On Advertising Spen) = 客単価 ÷ CPA
※ROAS=広告からの売上÷広告費(コスト)×100(%)
上記の計算式を知っていると、各指標を素早く計算することが出来ます。
3.運用時の注意点
CPAからCPCやCVRを算出して各数値を出しましたが、
あくまでも目安であることについて注意点を書きます。
それは何かというと、「最終的にCPAが見合うかどうかが重要である」ということです。
例えば、全体の目標CPAが¥10,000
①検索広告の場合
想定CPC:¥100、目標CVR:1.0%と目安を算出
実際に運用してみると、CVR:0.5%・・・。やばい。
しかし、よく見るとCPC:¥50円で結果的に、CPA:¥10,000
②ディスプレイ広告の場合
想定CVR:0.1%、CPC:¥10円と目安を算出
実際に運用してみると、CPC:20円・・・。やばい。
しかし、よく見るとCVR:0.2%で結果的に、CPA:¥10,000
各指標毎に目安となる数値を算出することで、全体把握が容易に行えますが、
あくまでも目安なので、算出した数値(CPC・CVR)に対して一喜一憂するのではなく
CPAが目標以内かどうかにこだわって運用をしていきましょう!
4.さいごに
運用前の決定事項を基に、運用中の目安となる指標を計算することで、
全体把握(何が良いのか・悪いのか)が容易に行えますが、CPCやCVRに振り回されることなく、
お客様の要望(売上・費用対効果)をしっかり意識して運用の成果を伸ばしていきましょう!
細かいことばかりがよいわけでなく、「全体を俯瞰する視点」と「ポイントを抑えること」が運用のコツです。
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